胸郭出口症候群について〈スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店 〉

2022年11月30日

みなさん、こんにちは。

武蔵小金井の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」です。

 

つい先日まで除湿機を求めてお店に奔走していたような気がしますが、もうすっかり乾燥肌が気になる季節になってきましたね。

今度は加湿器を求めてお店を奔走しないといけないかもしれません(笑)

お部屋の湿度は50%前後に保っておくと、インフルエンザなどにかかりづらくなりますよ♪

 

さて、今回は『胸郭出口症候群』についてご紹介します。

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、肩こりだと思っていたら胸郭出口症候群だった、なんてこともありますので、ご存知でない方でも是非この機会に覚えて下さいね。

 

 

胸郭出口症候群とは?

胸郭出口症候群は、その症状の部位によって、以下の3種類に分けられます。

 

●斜角筋症候群

  前斜角筋と中斜角筋と呼ばれる首の筋肉との間にあたる部分

●肋鎖症候群

  鎖骨と肋骨の間にあたる部分

●小胸筋症候群

  小胸筋という胸の筋肉と肩甲骨との間にあたる部分

 

これらの総称が胸郭出口症候群とよばれており、神経障害と血流障害によって、腕や首まわりなど、身体の上半身にしびれや痛みを引き起こします。

腕がしびれる、肩に刺すような痛みがある、などの症状が多く現れますが、軽度の場合は「ただの疲れかな?」と思って、そのまま放置してしまう方もいらっしゃいます。

 

神経障害と血流障害が進行すると、筋力の低下、運動機能障害の併発、血行の悪化に伴う感覚障害など、さまざまな病状が誘発される可能性が高まります。

もし少しでも「なにかおかしいな?」と思ったら、早めに専門機関を受診するようにしてください。

 

おわりに

胸郭出口症候群はなで肩の女性に多いとされますが、筋肉のしっかりした男性にも症状例が報告されています。

有病率があまり多くないことから、診断が難しく、他の病気と混同されてしまうこともあります。

電車のつり革を持つときに痛みやしびれが日常的に表れる、腕をあげて手を閉じたり開いたりすると痛みを強く感じる、握力が落ちてきたと感じるなど、早期発見に繋がるポイントはいくつかあります。

また、普段の姿勢から、神経障害や血流障害を発症することもありますので、コロナ禍で急にデスクワークが多くなってきた方や、同じ姿勢でいる時間が長い方には、注意していただきたい病気です。

少しでも気になることがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。

お待ちしております(^_^)/