胸郭出口症候群、やっても良いことは何?〈スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店 〉

2022年11月30日

みなさん、こんにちは。

武蔵小金井の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」です。

 

前回は「胸郭出口症候群」についてご紹介してきました。

胸郭出口症候群とは、斜角筋症候群・肋鎖症候群・小胸筋症候群の総称です。

胸郭出口症候群が起きると、神経障害や血流障害によって、腕や首まわり、肩周辺などといった上肢に、しびれや痛みを感じます。

放置しておくとしびれが進行したり、筋力の低下に繋がったりする恐れがあります。

したがって、早めに専門機関に行くことが大切です。

 

今回は、もしも胸郭出口症候群になってしまったと時に「やっても良いことは何か」また、逆に「控えたほうが良いことは何か」について解説していきます。

 

 

胸郭出口症候群になったら辞めるべきこと

胸郭出口症候群になると、とりわけ腕を上げる動作に痛みやしびれを感じます。

例えば電車のつり革につかまる時、荷物を運搬する時などです。

したがって、状態を悪化させてしまうようなリスクのある動きは避けるべきです。

重い荷物を持ち上げるような事はもちろんのこと、リュックを担ぐのもなるべく控えたほうが良いでしょう。

では、「やっても良いことは何か」、次項で説明させていただきますね。

 

胸郭出口症候群にオススメのストレッチ

前提として、胸郭出口症候群による症状が重い場合は、ストレッチを行ってもあまり意味がないどころか、反対に症状を悪化させる恐れがあるため、専門家の指示に従ってください。

 

胸郭出口症候群に良いとされているのは、姿勢が改善されるようなストレッチです。

というのも、胸郭出口症候群を発症する原因の一つに、普段の「姿勢」があります。

重労働の人だけでなく、デスクワークが中心の方にも患者数が一定数以上いらっしゃることからも、日常生活における姿勢の重要さが伺えます。

猫背やなで肩の方は、姿勢の改善によって、胸郭出口症候群による症状だけでなく、肩こりや気だるさなど様々な症状を軽減できます。

 

 

姿勢の改善ストレッチ①

              1            椅子に半分ほど腰かけ、両足をしっかりと地面につける

              2            両手を後ろにまわして腰のあたりで握手

              3            深呼吸をしながら胸を張るようにして背筋を伸ばす

姿勢の改善ストレッチ②

              1            やわらかいマットの上などに仰向けで寝る

              2            身体全体を横向きにして、膝関節を曲げる

              3            胸の前まで両腕をのばし、両手を合わせる

              4            深呼吸をしながら、身体の向きを戻す

              5            先ほどと反対側に身体を向ける

              6            同じように両腕を胸の前まで伸ばし、手を合わせる

              7            深呼吸をしながら仰向けの姿勢へ戻す

              8            仰向けのまま両腕を左右に広げ胸を張って深呼吸

 

姿勢改善ストレッチは胸郭出口症候群の予防にもなります。

ぜひ試してみてくださいね!