肩コリ

  • 肩がこると頭痛がしてくる…
  • なで肩と言われた…
  • デスクワークや車の運転が多い…
  • 肩が回りにくい…
  • マッサージに行っても良くならない…

肩コリの原因と症状 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

午後になると、肩や首が辛くなる事があります。

肩と首は頭を支えるために頑張っているので、疲れやコリが出るのは仕方がないと言えるかも知れません。

私たちの頭の重さは5㎏前後もあるのをご存じでしょうか?

5kg入りの米袋はかなり重く感じますし、ボーリングの球で例えると11ポンドぐらいと、かなりの重さです。

この5㎏の重さを肩と首が支えているのです。

また、日本人の体形は欧米人に比べ首から肩の骨格が小柄な割に頭部が大きいとも言われています。

日本人にとって、痛い、辛い、重苦しさを感じる不快な肩コリですが、西洋の医学書に「肩コリ」はありません。

日本人は頭を支えるにも負担が大きく、肩コリを起こしやすいのです。

 

 

西洋医学では肩コリを筋肉の緊張と捉え、病気としての扱わない事もありますが、日本の整形外科では肩コリは病気の1つとして取り扱われ、その説明は以下の通りです。

首や肩・背中の鬱血や浮腫による、
  ●首や肩・背中の張り
  ●首や肩・背中の凝り
  ●首や肩・背中のこわばり
  ●首や肩・背中の重圧感
  ●首や肩・背中の痛み
  ●頭痛や吐き気を伴う場合がある

実際に肩コリの症状に悩まされている人は多く、自覚している症状として女性では肩コリが1位、男性でも2位※になっているほどです。※厚生労働省の「国民生活基礎調査」より

年齢的な要因もあり、特に中年以降では骨や筋肉も弱くなりがちで、肩コリの症状が出やすい傾向にあります。

肩コリはそのまま放置してしまう人も多いですが、ただの凝りから痛みに変わる場合もあり、日常生活に支障をきたすほど悪化する場合もあります。

 

 

首や肩・背中の張りや凝り、痛みといった肩コリに関係する筋肉は主に僧帽筋で、他にも頭板状筋、頚板状筋、頭半棘筋、肩甲挙筋、棘上筋、大小菱形筋といった筋肉が関わってきます。

あまり聞きなれない名前の筋肉ですが、肩から腕を支えたり、頭部を支えている重要な筋肉です。

要するに、腕や頭部を支える為に事にこれらの筋肉が緊張して肩コリが起きていると考えられています。

肩コリの原因としては、主に首や背中が緊張するような姿勢(前かがみ姿勢や猫背)です。ストレスや冷え、運動不足、眼精疲労も原因になります。

姿勢以外にも、以下のような肩の器質的な疾患が原因となる肩コリもあるので注意が必要です。

  ●循環器疾患
  ●脊椎疾患
  ●脊髄疾患
  ●胸郭出口症候群
  ●肩関節周囲炎

肩コリの解消法 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

 

肩コリの原因の中でも「同じ姿勢」と「眼精疲労」は、デスクワークや読書、細かい作業を行う人には付き物です。特に最近はPCやスマホの普及に伴って、長時間の使用による肩コリが増えています。

パソコンやスマホの操作時には、無意識のうちに首と両肩を前に突き出した姿勢になります。このような姿勢を続けていると、首から肩にかけての緊張、疲労、血流悪化といった肩コリを起こす条件が揃ってしまいます。

他にも小さな文字を見続けていると、目や目の周りの筋肉が緊張しやすく、同時に首や肩も緊張していきます。

また、パソコンやスマホの光を見続けていると、常に目の周りの筋肉が緊張状態にになり、まばたきの回数も通常時の1割程度に減ってしまうといわれています。

そのためドライアイになりやすく、眼精疲労からくる肩コリも起きやすくなります。

 

 

予防策としては、定期的に首と肩を動かすように意識する事です。

肩コリを起こしているときは首から肩にかけての緊張、疲労、血流が悪化していて、疲れやすい状態になっています。

適度な運動は筋疲労の回復や血流の改善にもなりますので、肩コリの改善にも有効です。

首をゆっくり後ろに倒した時に、首筋や肩にこわばりを感じたり、少し痛いと感じるようであれば、肩が凝り始めているサインです。

首や肩をゆっくり回して、首肩周辺の筋肉の緊張をほぐしましょう。

作業は長時間の継続を避け、1時間に一度は立ち上がって動かせて下さい。軽い運動をする場合は、手を上に伸ばしながらブラブラさせたり、軽い屈伸運動をするだけでも全身の血流が良くなります。

運動する場合は、筋肉に強い負荷をかけるハードなトレーニングよりも、散歩やウォーキングなどの軽い運動のほうが適しています。

運動が苦手という方でも、室内で屈伸運動やストレッチをするだけでも全身の血流が改善され、ストレス解消にもつながります。

血流改善をする事で筋肉の緊張もほぐれて、肩コリの解消につながります。

一方、眼精疲労からくる肩コリには、ときどき目を休ませて下さい。目薬でリフレッシュしたり、1~2分は目を閉じて目を休ませましょう。

目を閉じている間にこめかみの辺りを優しく撫でるように、くるくるとマッサージするのもお勧めです。

仕事中など目を閉じる事ができない場合でも、窓から遠くを眺めるだけでも効果があります。

中年以降は動体視力の低下による眼精疲労も出やすくなります。パソコンの作業ではスクロール画面を直視せず、画面の少し横を見るようにしましょう。

肩コリはこのような日常生活の習慣が原因になっています。日常生活のクセや問題を見直し、肩コリを起こしにくい行動や姿勢を身に着ける事が重要です。

肩コリ対策も兼ねて習慣づけてみてはいかがでしょうか。

肩こりの施術 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

 

スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店では、「肩コリ」の方に対して「骨盤矯正」に「筋膜リリース」や「神経調整」を組み合わせた根本治療を行っています。

身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院代表 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》