「スマホ首!?」ストレートネックについて〈スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店 〉
2023年01月25日
みなさん、こんにちは。
武蔵小金井の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」です。
大寒も過ぎて、ますます寒さが厳しくなってきましたね。
今回は、別名「スマホ首」とも呼ばれる「ストレートネック」について、その状態や原因をお伝えしていこうと思います。
ストレートネックとは?
初めに、ストレートネックについて簡単にご説明します。
ストレートネックとは、本来アーチ状になっているはずの首にある頸椎が、その名の通り、真っ直ぐな状態になっていることをいいます。
首の骨(頸椎)は7個ありますが、本来であれば緩やかなカーブを描いているのが特徴で、このアーチのことを脊椎アーチと呼びます。
この脊椎アーチがアーチを描けずに真っ直ぐな状態になると、首や肩回りへの負荷が大きくなり、肩こりをはじめとした様々な症状に悩まされることになります。
ストレートネックは、スマホやパソコンの普及により急速に患者数が増えてきた現代病の一つでもあります。
とりわけ、コロナが広まってからは、デスクワークが増えたこともあって、肩こりや頭痛に悩まされ始めた方も多いことでしょう。
なんとなく身体がだるい、疲れやすくなった、仕事終わりの目眩が酷いなどなど、そのような症状の原因に「ストレートネック」が隠れていることも考えられます。
ちょっとした肩こり程度なら問題がないと思われるかも知れませんが、放っておくと様々な不調を次々と引き起こすため、早めの対策が必要です。
ストレートネックの原因は?
先に述べた通り、ストレートネックは「スマホ首」とも呼ばれています。
スマホを見る時の姿勢は、首に負担が掛かりやすい姿勢で、ストレートネックになりやすいからです。
スマホを操作する際の姿勢を思い浮かべられるでしょうか?
スマホを手に持ってSNSやネットサーフィン……ほとんどの方が、おそらく自然と前かがみの姿勢になり、頭が肩よりも前に出ているはずです。この前傾姿勢が首へのダメージとなり、ストレートネックを引き起こすのです。
では、なぜスマホを見る時の体勢が、ストレートネックを引き起こしやすくなるのでしょうか?
そもそも、首の脊椎がアーチ状になっているのは、頭部の重さを軽減するためです。
身体の中でも重い頭部を支えるには、緩やかなアーチのしなやかさが欠かせません。しかし、ストレートネックになると、その緩やかなアーチが失われ、真っ直ぐな状態になってしまいます。
首の骨が真っ直ぐな状態になると、頭の重さがダイレクトに首や肩周りへ負荷として掛かるため、結果として、肩こりや目眩、頭痛などを引き起こされてしまうのです。また、血流の巡りが悪くなり、自律神経にも支障をきたす恐れもあります。
ストレートネックによって起こる症状は多岐にわたります。
肩こりや目眩、頭痛といった首・肩周辺の違和感、これが進行していくと、眼精疲労、吐き気、腰痛、全身の倦怠感、腕や手が痺れなど怖いものも……。
おわりに
今回は、誰もが成り得るスマホ首――「ストレートネック」についてご紹介してきました。
ストレートネックにならないためには、普段の姿勢に気を付けることが一番大切です。
脊椎アーチが真っ直ぐな状態になると、それを戻すのにとても時間がかかります。まずは予防が大切です。「最近、肩こりが酷い気がする」など、思い当たる場合は、なるべく早く対処するように心掛けましょう。
猫背になっていないかどうか、長時間同じ体勢でスマホを触っていないかどうか、気づいた時だけでも構いませんので、確認してみて下さい。