首肩から腕にかけての痛み「胸郭出口症候群」〈スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店〉
2022年05月12日
皆さんこんにちは。
武蔵小金井の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」です。
今回は、『胸郭出口症候群』についてお話しします。
胸郭出口症候群とは、手が痺れたり腕に力が入りにくくなる、握力が低下するなどが起こる状態です。
日常生活では、吊革につかまるときや洗濯物を干す時など、手を挙げる動作が続くことで症状が出ます。
胸郭出口症候群で好発する狭窄部位は
胸郭出口とは首の付け根の構造的に狭くなっている部分で、ここで神経や血管が圧迫されて痛みや痺れが発生します。
・前斜角筋と中斜角筋という首の筋肉の間
・鎖骨と肋骨の間
・胸の筋肉の小胸筋と肩甲骨の間
これらの狭窄部位で起こる症状を、それぞれ「斜角筋症候群」「肋鎖症候群」「小胸筋症候群(過外転症候群)」といい、それらを総称して胸郭出口症候群と呼んでいます。
また先天的に体に「頚肋」という肋骨の遺残物があり、それが原因となって胸郭出口症候群の症状が出る場合もあります。
胸郭出口症候群になりやすい人の特徴としては、なで肩の女性や筋肉を鍛えている男性に発症しやすい傾向があります。
最初、肩こりとして自覚されることが多く、徐々に首や肩、腕に痺れや刺すような痛みの神経症状を感じ始めます。
神経症状は進行すると手先や体幹にも感じることがあり、さらに進行していくと筋力の低下や握力の低下、血行不良から皮膚が白くなったりすることもあります。
自分が「胸郭出口症候群」かもしれないと思ったら
胸郭出口症候群には、簡易的なテストが有ります。
●ルーステスト
肩を挙上し、胸を大きく張って、肘を90度に曲げた状態で手をグー・パーします。
胸郭出口症候群の方はこの動作を行うと、手がしびれたり、上肢が重だるくなってきたりします。
●モーリーテスト
鎖骨上部のくぼみを上から押します。上腕から腕にかけて痺れが出ると、胸郭出口症候群の可能性があります。
2つとも自宅でできる簡単なテストですが、あくまでも簡易的なテストですので、少しでも胸郭出口症候群が疑われるときは早めに専門機関の受診をお勧めします。
胸郭出口症候群の治療としては、保存療法が一般的です。
姿勢や日常動作の改善、首や肩周りの筋肉のマッサージやストレッチなどのリハビリテーションを行います。症状が重篤な場合は、薬物療法や神経ブロックを行うこともあります。
スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店では、胸郭出口症候群の症状改善を目的とした施術を行っています。
胸郭出口症候群でお悩みの方や、もしかしたら胸郭出口症候群かもと思う方は、一度スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店にご相談下さい。