腕を挙げるのがつらい、四十肩・五十肩の原因は?〈武蔵小金井 スポルト鍼灸整骨院〉
2021年11月24日
こんにちは!
武蔵小金井の整骨院「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」です。
年齢を重ねていくと、「肩が痛い」「腕が上がらない」など、度々聞く機会が増えてきます。
痛みの原因には様々ありますが、一つに肩関節の炎症があげられます。肩の関節は他の関節に比べてデリケートな構造をしているため、炎症などを起こしやすい傾向があります。
特に四、五十代になると、そのような状態が起こりやすくなり、腕が上げるときや寝返りのときに痛みを感じる方も多いのではないでしょうか?
これがいわゆる「四十肩」「五十肩」です。
今回は四十肩・五十肩の状態や原因について解説します。
そもそも四十肩・五十肩とは?
四十肩・五十肩は、正式名を「肩関節周囲炎」といいます。
肩には、肩関節の動きをスムーズにするために筋肉や滑液(かつえき)と呼ばれる潤滑油のような液体が存在します。年齢を重ねることによって、筋肉が弱くなり滑液が減少して炎症が起こりやすくなり、痛みが生じると考えられています。
肩を動かすと痛い、腕が挙がらない、後ろでエプロンの紐を結ぶのがつらいなど症状は四十肩・五十肩かも知れません。
四十肩・五十肩の初期症状は肩を動かす時の違和感や痛みですが、症状が進むと安静時にも痛みが出たり、肩を動かせる範囲が狭くなってきます。
四十肩・五十肩の症状で特につらいのが「夜間痛(寝ているときに痛みが出る状態)」です。寝返り動作はもちろんですが、仰向けで寝ている時も筋肉に引っ張られて痛みが出ます。夜間痛の疼くような痛みが出ると睡眠が妨げられて、日常の生活にも支障をきたすようになります。
四十肩・五十肩は放置しても治る?
たまに患者さんから「五十肩は放置しても治るよね?」と聞かれることがありますが、その答えはまちまちです。
四十肩・五十肩は治癒まで平均1〜2年かかると言われます。中には何年も痛みの残る人や、痛みが改善しても可動域制限が残ったままの人もいます。
できるだけ早めに適切な施術を受けることが大切です。
痛みを改善するには
痛いからといって過保護にしていると、動かせる範囲が狭くなります。
炎症期が過ぎたら、無理のない程度でなるべく動かすようにしましょう。ただし、痛みが強いときは無理をせず、専門家の判断を仰いでください。
安静時の痛みや夜間痛では、肩の下にクッションや畳んだタオルなどを入れると胸を張らずに済むので痛みが緩和されることがあります。
医療機関では痛み止めや肩関節内注射で痛みを抑えることも可能ですので、症状のひどい場合は受診するのも一つの方法です。