四十肩・五十肩

  • 服を着る際に肩が痛い…
  • 肩が上がらない…
  • 自然と肩に痛みが出てきた…
  • 夜、肩が痛くて眠れない…
  • 肩の痛みに不安なくスポーツがしたい…

四十肩・五十肩の原因と症状 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

四十肩・五十肩と呼ばれる肩周辺の症状がありますが、正式な傷病名ではありません。

症状の出やすい年代に合わせて四十肩・五十肩と呼んでいる俗称で、この呼び方の方が患者にも説明しやすい理由から治療院や病院でも広く使われています。

四十肩・五十肩の原因は、老化に伴う肩周りの筋肉や腱の柔軟性低下とも言われていますが、まだはっきりとした原因は解っていません。

感染症や腫瘍、骨折、脱臼や打撲など以外で起こる肩の炎症を「肩関節周囲炎」と言います。肩の周辺の腱板炎や上腕二頭筋長頭腱炎、腱板疎部炎などがそれに当たり、四十肩・五十肩の原因とも言われています。

 

 

四十肩・五十肩では、一般的に以下のような動作で痛みが出ます。

  ・髪をしばる
  ・髪を乾かすためにドライヤーを使う
  ・着替え
  ・シャンプー
  ・後ろにあるものを取る
  ・上にあるものを取る
  ・上にあるつり革や手すりを掴む

全体的に腕を持ち上げる動きが難しくなり、後ろや外方向に回す動作もし難くなります。四十肩・五十肩は痛みだけでなく、いつも出来ている動作が難くなるため、日常生活に支障をきたす場合もあります。

四十肩・五十肩は短期間で完治するという事はなく、一般的に数ヶ月に渡って症状に悩まされる場合がほとんどです。

症状は激しい痛みを感じる急性期と、やや症状が落ち着いてくる慢性期、徐々に症状が改善していく回復期に分けられます。

●急性期

肩の重苦しい違和感やピリッとする様な痛みから始まり、その後、腕にも違和感が出始め、首肩周辺に張りや感覚鈍麻と共にズキズキした痛みや運動痛が出ます。

また痛みは朝晩に強くなる傾向があり、痛みで夜寝付けない、朝痛みで目が覚めるなどの夜間痛・安静時痛を感じるようになります。

●慢性期

急性期に比べ痛み自体は軽減されますが、まだ痛みは残ります。
肩を動かした時に引っ張られるような感覚があったり、腕を上げにくい、回転しにくいと運動制限を感じるのもこの時期です。
痛みから肩を動かさなかった影響で関節が硬くなり(肩関節拘縮)、肩関節の可動域が小さくなります。

●回復期

痛みがだんだん消失し、肩関節の可動範囲も広くなってきます。肩関節周囲炎は回復に時間が掛かりますが、時間の経過と共に徐々に症状は改善して行きます。

四十肩・五十肩の対処法 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

 

四十肩・五十肩では、痛みのために日常生活に於いて不自由を感じる事も多くなります。つらい症状を出来るだけ改善して長引かせないよう、適切な治療やケアが必要になってきます。

主な療法をいくつか挙げると、一般的には運動療法、温熱療法、寒冷療法などがあります。

●運動療法
一般的に多く取り入れられているのが運動療法によるリハビリです。
ストレッチや体操は肩関節の緊張をほぐし、肩関節の可動域を広げ、痛みの軽減を目的に行います。

四十肩・五十肩はどちらか片方の肩に発症する傾向がありますが、発症した肩のリハビリだけでなく、発症していない方の予防としても取り入れてみて下さい。

●寒冷療法
痛みや熱感がある場合は寒冷療法を行います。アイスパックなどで患部を冷やしますが、自宅では冷やし過ぎて凍傷を起こす危険性もありますので、冷湿布を使用する方が安全です。寒冷療法の注意点としては、長時間行わない事です。

冷やすと筋肉が硬くなり血行も悪くなりますので、痛みが軽減してきた段階で温湿布に切り替えて血流を改善させます。

●温熱療法
血行促進によって痛みの改善や治癒を促すための療法です。

医療機関では患部を温めるためにホットパックやマイクロ波治療機器などを使用します。自宅で手軽に温熱療法を行う場合は、入浴で身体を温めたり、蒸しタオル、温湿布などでも効果があります。

温湿布を使用する際は、肌のトラブルに注意が必要です。皮膚かぶれを起こす事もありますので、長時間同じ場所に貼らないようにして下さい。

特に注意が必要なのは入浴時です。湿布の薬効成分の影響で、湯船に入った際に肌への刺激を強く感じる場合があります。湿布は入浴の1時間前に剥がし、入浴後も30分以上経過してから貼るようにした方がかぶれ難くなります。

 

 

四十肩・五十肩の痛みは、夜寝ている時に痛みが強くなる傾向があります。痛みから睡眠障害を引き起こす場合もありますので、寝る姿勢を工夫し、少しでも痛みが出にくい姿勢を探してみて下さい。

一般的には、痛い方の肩を下にして寝たり、痛い側の腕や肘が背中側に行くと痛みが強くなる傾向があります。

寝ている時は無意識に寝返りを打ったり、動いてしまうので、肘の下や背中に柔らかめのクッションを置くと寝返り防止になります。抱き枕などを併用するとより効果的です。

四十肩・五十肩の施術 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

 

スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店では、四十肩・五十肩に対して「骨盤矯正」を中心に、「筋膜リリース」や「神経調整」を組み合わせた根本施術を行います。

身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院代表 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》