坐骨神経痛へのブロック注射で注意する点は?〈武蔵小金井 スポルト鍼灸整骨院〉

2021年07月22日

みなさんこんにちは!

スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店 スタッフの吉野です。

今回は「坐骨神経へのブロック注射で注意する点は?」というテーマでお話しさせて頂きます。

 

ブロック注射とは?

坐骨神経痛の治療などによく用いられ、神経伝導路(道すじ)に局所麻酔薬を注入することで痛みの伝導をストップし、血流を促進して筋肉の緊張を緩めるものです。

ブロック注射を行うと神経の伝達を断ち切れます。

自然と緊張している筋肉が緩まり、血液の流れが良くなり、結果として坐骨神経痛などの痛みが消失していきます。

ブロック注射は局所的に麻酔剤を注入するので鎮痛効果は確かに高いです。

ですが、麻酔剤を体内に入れるとどうしても副作用も起こりやすくなります。

 

ブロック注射の副作用とは?

【感染】

やはり注射針を体内に打つので、そこから感染するリスクがゼロではありません。特に基礎疾患や免疫力が弱い方は感染のリスクが高まります。

【神経】

痛みの神経だけを遮断するつもりが、知覚神経や運動神経にも影響が出てしまうことがあります。

【注射の痛み】

どうしても注射針を体内に刺すので、痛みがあります。個人差はありますが、やはり針を刺すのでそれなりの痛みは覚悟した方が良いでしょう。

 

 

鍼灸施術とは?

ブロック注射とは少し異なりますが、鍼灸施術によってもブロック注射と同じような効果を出せる場合があります。

ブロック注射とやっていることはあまり変わりませんが、鍼施術の場合は『麻酔剤』を体内に入れることはありません。

ですが、鍼を体内に入れることで血行の改善や筋緊張の改善などの効果が期待でき、痛みを緩和することが出来ます。

そしてまたブロック注射のような副作用がほとんどないのも大きな特徴です。

 

【感染】

鍼を体内に打つのでそこから感染するリスクがゼロではありません。ですが、注射針からの感染よりもリスクは圧倒的に少ないです。

【神経】

鍼施術の場合、麻酔剤を体内に入れることもないので、知覚神経や運動神経にも影響が出ることはありません。

【鍼の痛み】

鍼施術の場合でも体内に鍼を刺すので多少の痛みはあります。ですが、鍼施術の鍼は髪の毛よりも細く、注射針のような管がないためほとんど痛みはありません。

 

 

坐骨神経痛などの痛みに対して、今すぐに痛みを取りたい方はブロック注射をオススメします。

ブロック注射の副作用が怖い方は、まずは鍼施術を試してみて、それでも効果が無いようだったらブロック注射をやってみる。

この流れが坐骨神経痛などの痛みの対処法としては一番オススメです。