踵の痛み

  • 歩行時に踵が痛む…
  • 踵の周りを押すと痛い…
  • 足に体重をかけたら踵が痛い…
  • 繰り返し踵が痛む…
  • 運動時の痛みをなくしたい…

踵の痛みの原因と症状 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

踵の痛みには、疾患や加齢、生活環境、習慣などさまざまな要因がかかわっています。

踵の痛みが足の疾患に起因していると理解しやすいケースもありますが、原因がよくわからず痛みが発生する場合もあります。

治療するためには、痛みのある部分をできるだけ使わないほうが良いのですが、踵を使わずに歩くことは困難です。そのため、痛みが治まるまでには時間がかかります。

ここでは、踵の痛みの原因と、原因疾患の中で最も多い足底腱膜炎についてご説明します。

 

1.踵の痛みの原因

(1)疾患:多くの疾患で踵の痛みを引き起こします。一部、ご紹介します。

●足底腱膜炎:足の裏に通っている腱膜に炎症が起こる

●腫骨骨端炎:10歳前後の男児に多い成長痛の一つ

●アキレス腱炎:アキレス腱に負荷が繰り返しかかることで炎症が起こる

(2)加齢:40歳以降の男性、50歳以降の女性は筋力の低下により足底腱膜炎を起こしやすく、踵に痛みが生じます。

(3)スポーツ:走ったりジャンプしたりすることが多いスポーツをしている人は、踵にも負担がかかりやすく炎症を起こすことがあります。

(4)歩き方:普段、無意識に歩いている人も、自分の足指がしっかり地面についているか一度確認してみましょう。足指が上がった状態で歩いていると、足指の付け根と踵で体重を支えることになり、重心が踵側にかかってしまいます。バランスが悪くなることで踵に負荷がかかり痛みが生じます。

(5)底の硬い靴:デザイン優先で底の硬い靴をはいていませんか?硬い靴でアスファルトの硬い地面を歩いたり走ったりすると、足には大きな負担がかかります。これを長時間繰り返すことで、踵に炎症を起こすこともあります。

(6)長時間の立ち仕事:立ち続けていると体重を長時間支えるため、足の裏に負担がかかります。

(7)体重の増加:体重が増えることで足に負担がかかります。特に短期間での体重増加は要注意です。

 

 

2.足底腱膜炎

足底腱膜炎は、踵の痛みの原因となる疾患のうち最も多く見られるもので、足底筋膜炎とも呼ばれます。足底腱膜は、足指の付け根から踵まで足裏を縦に走る強靭な膜で、足裏の衝撃を吸収するクッションのような役割を持っています。足底腱膜の踵側の付着部に炎症が起き、痛みが発生するのが足底腱膜炎です。

(1)足底腱膜炎の特徴

・起床時や長時間座ったのちに立ち上がったときに踵に痛みを感じる

・長時間の立ち仕事、歩行、走行が続くと踵に痛みを感じる

・踵の内側前方に痛みが発生する

・中高年やアスリートに発症しやすい

(2)足底腱膜炎で痛みを感じる理由

私たちの身体はダメージを負った際に血管を増やす働きがあり、それと同時に神経も増えます。足底腱膜に損傷が生じると、通常では見られない血管と神経が増加しているため過敏な状態となり、痛みを引き起こします。

(3)足底腱膜炎の改善策

足底腱膜炎の改善策として、インソールの使用やテーピング、リハビリなどの保存療法があります。足底腱膜炎は時間の経過とともに自然に改善する場合もありますが、痛みが数年にもわたるような難治性足底腱膜炎になるケースもあります。その場合は適切な治療が必要です。

「踵の痛み」改善のための3つの選択肢 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

「踵の痛み」改善のための選択肢は、大きく分けて3つあります。

自宅でのセルフケア

踵の痛みに対するセルフケアは、症状の緩和と機能の向上に焦点を当てることが重要です。以下は自宅で行えるいくつかのアプローチですが、個々の症状や状態に合わせて注意が必要です

足のマッサージ:足の指やアーチを優しくマッサージすることで、筋肉をほぐし、緊張を和らげることができます。

足のストレッチ:毎日、特に朝起きた時や長時間歩いた後などに足を柔らかくするためのストレッチを行いましょう。特に親指周りのストレッチが外反母趾の改善に寄与します。

足浴:温かいお湯に足をつけることで筋肉を緩め、血行を促進します。ただし、炎症がある場合は冷やすような足浴も考慮してください。

アイシング:外反母趾が炎症を引き起こしている場合は、アイシングが有効です。氷をタオルで包み、患部に約15分間冷やすと炎症の軽減に役立ちます。

セルフケアを実践する際は、無理な動作や痛みを感じる場合は避け、専門家と相談しながら適切なケアプランを立てることが重要です。

ただ、自宅でのセルフケアで外反母趾が治る訳ではありません。また、間違った知識や方法でのセルフケアは、反って状態を悪化させる場合もあります。

症状が悪化する前に専門家に相談して、適切な治療を受けるようにしましょう。

整形外科を受診する

整形外科では、CTやMRIなどの画像検査を活用し、踵の痛みの原因特定ができます。

一般的な治療法としては、まず保存的療法が挙げられます。これには安静、生活習慣の見直し、理学療法などが含まれます。

また、痛みを和らげるための薬物療法も受けられます。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や筋弛緩剤の使用が一般的です。痛みが強い場合、局所麻酔やステロイドの注射が行われることもあります。これは炎症を和らげ、痛みを軽減させる効果が期待されます。

重篤な場合や他の治療が効果的でない場合、手術が最終的な選択肢となることがあります。手術は踵の骨や組織の修復を目的とします。しかし、手術は最終手段と位置付けられ、慎重に検討されるべきです。

ただ、軽度の踵の痛みに対しては、お薬と湿布薬が処方されて、あとは様子を観る保存療法というのが整形外科での基本的なアプローチです。

抗炎症薬や鎮痛剤については、1分でも早く痛みを止めたいという場合には有効ですが、痛みを引き起こした原因が改善される訳ではありません。

炎症が治まって痛みが引いても、また再発しやすいという点には留意するべきです。

整骨院での治療を選択する

踵に痛みのある方は、同時に扁平足や開帳足になっている場合が多く、足のアーチが崩れている事が多いため、足のアーチを矯正することが治療の中心になります。

足のアーチ矯正に最も有効なのが足底板による矯正です。足底板を靴の中に挿入し、敷いて歩く事で足裏からアーチを持ち上げながら変形を矯正していきます。

他にも専用のサポーターを装着する方法、テーピングによる矯正術などもあります。

また、超音波や低周波による電気治療は局所的な血行を促進し、筋肉や関節周囲の緊張をほぐす効果があります。足関節周辺の痛みや違和感を和らげ、炎症を鎮めることが期待されます。電気治療は単独での治療よりも、他の物理療法や運動療法と組み合わせて行われることが一般的です。

整骨院での治療の一環として、骨盤矯正やカイロプラクティックなどの手技療法を用い、関節や筋肉のバランスを整えます。適切な姿勢や動きをサポートするために、関節の可動域を改善し、筋肉のバランスを整えることが重要です。これにより、神経や血管の圧迫が緩和され、踵への負担が軽減されることが期待されます。

鍼灸師のいる整骨院では、痛みの緩和施術も受けられます。鍼を使用して特定の経絡やツボを刺激することで、血液循環を促進し、神経伝達を改善する効果があります。これにより、踵の痛みを緩和することが期待されます。

それぞれの症状や状態に合わせた、個別の治療プランが提供できるのが整骨院の強みです。

整骨院で治療を受ける際の留意点としては、整骨院では手技が中心に行われるため、施術者によって知識や治療技術にバラつきがあるという点です。

正しい理論やエビデンスに基づいた効果的な治療が行われているか、見極める必要があるかも知れません。

どのような治療理念で、どんな治療を行っている整骨院を選択するか?が大切になります。

スポルト鍼灸整骨院の行う「踵の痛み」に対する治療 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

 

 

スポルト鍼灸整骨院の行う根本改善治療は、神経と血液の流れを正常化し、自然治癒力を高めることを目的としています。

神経と血液の流れを妨げている根本原因を追究し、骨盤矯正、筋膜リリース、神経調整などを組み合わせて根本原因にアプローチする治療法を「根本改善治療」といいます。

身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

 

「骨盤矯正」で姿勢の乱れ、骨盤の歪みをリセットします。

骨盤は身体の土台、背骨は大黒柱です。

土台である骨盤の歪みを矯正し、骨盤が正しい位置に安定することにより、背骨の正常なS字カーブを復元し、痛みの発生源の負担を減らしていきます。

痛みやシビレを解消するにも、まず土台を整えることが大切です。

「筋膜リリース」で筋肉調整と血流促進します。

筋肉を包み込む「筋膜」をリリースすることで、凝り固まった筋肉に柔軟性を取り戻し、その周辺の血流やリンパの流れを促進していきます。

乱れた姿勢のまま筋肉が凝り固まった状態では、骨盤矯正の効き目も半減してしまいます。

痛みやシビレの解消のためにも、全身の筋肉を柔らかくすることは不可欠です。

骨盤が矯正され、筋肉が柔軟性を取り戻すことで、内臓の働きも促進されます。

「神経調整」で過敏になった神経を鎮めます。

長い間、痛みやシビレなどの同じ状態が続くと、筋肉と同様に神経も疲労し、感覚異常や知覚鈍麻、または痛みに過敏な状態を引き起こしています。

骨盤や筋肉が正しい状態に戻ることで、ある程度の改善は見込めますが、スポルト鍼灸整骨院武蔵小金井店では、必要に応じて鍼灸施術なども組み合わせた神経調整を行います。

過敏になった神経を鎮め、記憶してしまった痛みをリセットしていきます。

 

 

「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」の考える健康の定義とは、「痛みもなく快適な日常生活が送れて、自分のやりたい事ができること」「身体的・精神的に調和が取れて安定していること」です。

目の前の痛みを取るだけでなく、その根本的な原因にアプローチして「元に戻らない体作り」を目指すという治療理念のもとに施術を行っています。

痛みが取れた時点で治療を終えられて、また同じような痛みの再発で再び来院される方がとても多くいらっしゃいます。

痛みが取れても根本的な原因を解決して「元に戻らない体作り」をしなければ、何度も同じことを繰り返してしまいます。

「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」では、その治療のプロセスとして「改善予防型プログラム治療」を提供しています。

検査やカウンセリングにより患者様お1人お1人の症状に合わせた個別の施術プログラムを作成し、骨盤矯正に、筋膜リリースや神経調整(鍼灸治療)を組み合わせて根本から改善します。

身体を構成する骨格・筋肉・神経の3要素全部にアプローチ出来るのが特徴です。

皆様のお悩みが根本的に改善されるよう、私たちは本気で施術に当たらせて頂きます。

長い間同じ症状で悩まれている方、もう同じ痛みを繰り返したくないという方は、是非一度ご相談下さい。

 

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院代表 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》