2023年09月26日

椎間板ヘルニアとは？

こんにちは。

武蔵小金井の整骨院「スポルト鍼灸整骨院」です。

椎間板ヘルニアは、多くの人々が直面する脊椎の問題の一つです。この症状は、椎間板と呼ばれる軟骨組織に問題が生じることで引き起こされます。

今回は、椎間板ヘルニアについて詳しく探求し、その症状、原因、そして治療法について解説します。

 

 

椎間板ヘルニアは、脊椎の椎骨（脊椎骨）の間にある椎間板が、内部のゲル状の核が外に突出する状態を指します。通常、椎間板は椎骨と椎骨の間にあって、脊椎を保護し、柔軟性を提供します。

しかし、椎間板がヘルニア化すると、神経や周辺の組織に圧迫をかけ、痛みや異常な症状を引き起こすことがあります。

 

椎間板ヘルニアの症状

椎間板ヘルニアの症状は、患者によって異なりますが、一般的な症状には以下のようなものがあります。

 

腰痛または首の痛み : 椎間板ヘルニアは、腰椎または頚椎の領域で最も一般的に発生します。そのため、腰部または首部の痛みが主要な症状として現れます。

放散痛 : 椎間板ヘルニアが神経に圧迫をかけることがあるため、腕や脚に痛みやしびれが放射状に広がることがあります。この症状は放散痛と呼ばれます。

筋力低下 : 圧迫された神経が筋肉への信号伝達を妨げることがあるため、筋力低下が生じることがあります。

感覚異常 : 圧迫された神経が感覚にも影響を与え、しびれやチクチク感を引き起こすことがあります。

 

椎間板ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアの主要な原因は、以下の要因によって引き起こされます。

 

加　齢 : 年齢とともに椎間板は乾燥し、柔軟性を失いやすくなります。これにより、椎間板が簡単に破損し、ヘルニアが発生しやすくなります。

怪　我 : 重い物の持ち上げや急激な姿勢の変化、交通事故などが原因で、椎間板が損傷することがあります。

遺伝的要因 : 遺伝的な傾向も椎間板ヘルニアの発症に影響を与える可能性があります。

 

椎間板ヘルニアの治療

椎間板ヘルニアの治療は症状の重症度によって異なりますが、以下の方法が一般的に使用されます。

 

保存療法 : 軽度の椎間板ヘルニアの場合、安静、物理療法、ストレッチング、薬物療法が症状の改善に役立つことがあります。

注射療法 : 痛みを軽減するために、ステロイドや麻酔を含む注射が行われることがあります。

手　術 : 重度の症状や保存療法が効果的でない場合、手術が検討されることがあります。手術は圧迫を受けている神経を解放するために行われます。

 

椎間板ヘルニアは、脊椎の問題の一つで、腰痛や放散痛などの症状を引き起こすことがあります。加齢や怪我が主な原因であり、治療法は症状の重症度に応じて選択されます。　適切な治療を受けることで、多くの患者は症状を管理し、健康な生活を維持することができます。

 

 

椎間板ヘルニアの予防と日常生活での注意点

椎間板ヘルニアは、一度発症すると治療が必要な場合があり、生活の質に影響を及ぼすことがあります。しかし、適切な予防策と日常生活での注意点を守ることで、椎間板ヘルニアのリスクを低減し、健康な脊椎を維持することができます。

 

1. 適切な姿勢を保つ

正しい姿勢を保つことは、椎間板ヘルニアの予防において重要です。長時間の座り仕事をしている場合は、背もたれのある椅子を使用し、背中を直立させるように心がけましょう。また、物を持ち上げる際には、腰を丸めずに膝を曲げ、腰への負担を軽減しましょう。

2. 適度な運動を行う

筋力を維持し、柔軟性を高めるために、適度な運動を定期的に行いましょう。特に背中や腹部の筋肉を鍛えるエクササイズは、椎間板のサポートに役立ちます。ウォーキング、水泳、ヨガなどの運動がおすすめです。

3. 体重を管理する

過体重は脊椎に余分な負担をかける原因となります。健康的な体重を維持することで、椎間板への圧力を軽減し、ヘルニアのリスクを低減させます。

4. タバコを避ける

喫煙は血液の循環を悪化させ、椎間板に栄養を供給する能力を低下させる可能性があります。タバコを吸っている場合、禁煙を検討しましょう。

5. ストレス管理

ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、腰痛を悪化させることがあります。適切なストレス管理技術を学び、日常生活でリラックスを心がけましょう。

6. 適切なマットレスと枕を選ぶ

寝具は睡眠の質に影響を与えます。適切な硬さのマットレスと枕を選び、脊椎の自然なカーブをサポートするようにしましょう。

7. 重要な日常生活の注意点

長時間の同じ姿勢を避け、定期的に休憩をとりましょう。

重い物を持ち上げる際は、膝を曲げ、背中をまっすぐに保ちましょう。

長時間のドライブやデスクワークの場合、姿勢を意識して調整しましょう。

急激な運動や無理な姿勢の変化を避け、体を徐々に慣らすように注意しましょう。

 

以上の予防策と注意点を守ることで、椎間板ヘルニアのリスクを軽減することができます。

しかし、症状が出ている場合や疑念がある場合は、専門医の診断とアドバイスを受けることが重要です。自身の健康を守るために、日常生活でのケアを大切にしましょう。