小金井少年野球。肩痛、肘の違和感。安静だけではダメ?整骨院が解説
2026年07月9日
【執筆者/スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店院長 今田俊介(柔道整復師:厚生労働大臣認可国家資格)】
【専門家による医学的見直し日/2026年8月28日】
小金井で少年野球をする子供の肩・肘の違和感。休んでも再発する「本当の理由」Q&A
A1. 休息や湿布などのケアは一時的な状態を和らげるためには大切ですが、それだけでは肩や肘へ過度な負担を強いている全身の「構造的な要因」にアプローチできているとは限らないためです。
不調の背景には、足関節の可動性低下(硬さ)による投球時の体幹の「開き」や、筋膜の癒着といった遠隔関節の機能低下が関係していることが多く見受けられます。休息期間中にこうした運動連鎖のエラーが整わないままだと、投球を再開した際に以前と同じ部位へメカニカルな負荷が集中しやすく、再び違和感を繰り返す要因になってしまうと考えられます。
Q2. 「成長痛」だと思って様子を見ていますが、このまま放っておいても大丈夫でしょうか?
A2. 投球時に感じる微かな違和感は、肩や肘へ過剰な負荷(メカニカルストレス)がかかり始めているサインの可能性があります。
とくに成長期の関節には「骨端線」と呼ばれる軟骨組織があり、繰り返される牽引力や圧縮力に敏感です。違和感をかばって投げ続けることで長期離脱へ繋がるケースも臨床現場では少なくないため、まずは全身の運動連鎖(キネティックチェーン)を含めた、早めのお身体のバランス確認をおすすめしています。
Q3. 肩や肘が悪いのに、なぜ股関節や足首、手首まで診る必要があるのですか?
A3. 投球動作は、下半身で生み出したエネルギーを指先まで伝える「運動連鎖(キネティックチェーン)」の連続です。そのため、離れた関節の柔軟性低下が、結果的に肩や肘への過剰な負担(代償動作)を集中させる要因となります。
例えば、足関節の可動域が狭いと投球時に身体が早く開き、それを補うために肩を過剰に後ろへ引く無意識の代償動作が生じます。当院では、悲鳴を上げている肩や肘を単なる「被害者」と捉え、根本的な負担の出どころである遠隔関節のアライメント不良(構造的な崩れ)や柔軟性の低下を解剖学的な視点から丁寧に見極め、全身の連動性を整えていくアプローチを大切にしています。
Q4. コーチからフォーム修正を指導されていますが、整骨院での施術はフォーム改善に役立ちますか?
A4. はい。骨格のアライメント(配列)の乱れや関節の柔軟性が低下した状態のままでは、理想的なフォームを体現することは、解剖学的な視点から見ても非常に困難を伴います。
骨盤や骨格のバランスを丁寧に整え、筋膜の緊張を解きほぐして全身の連動性を引き出すことで、指導者が求める動き(肘を高く保つ、体を開かない等)を無理なく身体に落とし込みやすくなります。専門家によるお身体のケアは、負担の少ない正しいフォームを身につけていただくための、大切な土台作りだと私たちは考えています。
Q5. こちらの院独自の「根本改善プログラム」では、具体的にどのような未来を目指せますか?
A5. 骨格調整・筋膜へのアプローチ・神経の働きを整えるケアの3要素を統合し、ただ不調が和らぐだけでなく、日々の負担を溜め込みにくい、本来のポテンシャルを引き出すための身体作りを目指します。
小金井の地元チームのマウンドで、肩や肘の不安を気にせず笑顔で思い切り投球できる未来。将来の仕事や趣味でも自分らしく活躍できる、一生の財産となるようなしなやかで力強い身体作りを、国家資格者がお一人おひとりのペースに合わせて全力でサポートします。(※実感される変化や施術のペースには個人差があります)

週末の夕暮れ、小金井リトルリーグや向台リトルライオンズ、小金井アトムズ、南小レッドイーグルスといった地元チームでの練習を終えたお子様とのキャッチボール。いつもと変わらない光景の中で、ボールを投じた瞬間に、お子様が微かに肩や肘を気にする素振りを見せたり、顔をしかめたりすることはありませんか?
「成長に伴うものかもしれないし、しばらく様子を見ようか」「でも、投げすぎで肩や肘に負担が蓄積していたらどうしよう……」
小金井の地で野球に打ち込む我が子の姿を応援する保護者の皆様にとって、このような「投球時の違和感」は、大きな不安の種でしょう。一時的な安静やケアでその場をしのぐだけでは、プレーを再開した時にまた同じような不調を繰り返すのではないか、ともどかしさを感じるお気持ちも痛いほど理解できます。
私たちは、武蔵小金井周辺で投球時の肩や肘の不調に悩み、さまざまなケアを試してもなかなか変わらずにご相談に来られる少年野球選手と保護者様のお声を、これまで数多く伺ってきました。単に投球を控えるようお伝えするのではなく、なぜその関節に過剰なメカニカルストレスが集中してしまったのか、その背景にある「成長期の骨格の特性」と「全身の運動連鎖(キネティックチェーン)」を総合的に見極めてくれる専門家をお探しの方へ。国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)として、身体構造のプロフェッショナルとしての見地から、投球時の微かなサインを見逃してはいけない理由を、解剖学に基づいて論理的に解説します。
「成長痛だから様子見で大丈夫」と言われたのに、投球を再開するとまた肩や肘を痛がるのはなぜですか?
投球時の違和感は、単に局所の問題だけでなく、全身の不調和(骨格のバランスの崩れや柔軟性の低下)によって肩肘へ過剰な負担が集中していることを知らせるSOSサインであり、安静期間中にその背景にある動作エラーが見直されていなければ、再開時に再び負担が集中しやすくなるからです。
成長期の少年野球選手において気をつけたいのは、投球時の違和感を単なる「成長の過程」と片付けて無理を続けてしまうことです。医療機関で安静や湿布の指示を受けて一時的に状態が落ち着いたとしても、以前と同じ「肩肘に過度な負担をかける投げ方」で再びマウンドに立てば、せっかく休ませた身体に再びストレスがかかり、不調を繰り返すサイクルに陥りやすくなります。
安静にしたり湿布を活用したりすることは、局所の状態を落ち着かせ、身体が本来持つ回復プロセスをサポートするために極めて重要です。しかし、局所へのアプローチだけでは、なぜその部位に限界を超える負荷が集中してしまったのかという、根本的な生体力学のメカニズム(全身の機能低下)を改善することは困難です。マウンドで腕を振る選手たちを悩ませる肩肘の不調の裏には、単なる使いすぎ(オーバーユース)だけでは説明がつかない、複雑な全身の運動連鎖(キネティックチェーン)の崩れが潜んでいます。
医学的見地に基づく少年野球特有の肩肘トラブルの専門解説
成長期の少年野球選手の身体には、大人とは異なる解剖学的な特性があります。そして、投球という動作は、全身の運動連鎖がスムーズに機能して初めて、指先に十分なエネルギーを伝えることができる、極めて複雑な運動学的なプロセスです。日々グラウンドで頑張る選手たちをサポートする国家資格保持者の視点から、そのメカニズムを深く紐解いていきましょう。
成長期の骨と筋肉のギャップが招く、構造的なアンバランス
小学生から中学生にかけて、子供の身体は急速に身長が伸びる「成長スパート」を迎えます。この時期、骨が先に伸びる一方で、筋肉や腱の成長がそれに追いつかないという、身体構造の「ギャップ」が生じやすくなります。もちろん成長のペースには個人差がありますが、多くの選手がこの変化を経験します。
これにより、筋肉は常に骨に引っ張られたような状態になりやすく、柔軟性が低下する傾向にあります。大人のようなしなやかさを発揮しづらくなり、筋肉の付着部である骨(成長軟骨が残る骨端線と呼ばれる、大人の骨よりも強度が低くデリケートな部分)に牽引力がかかり続けます。この骨端線は成長期特有の脆弱な部分であり、繰り返される力学的なストレスによって、「骨端線離解」などの将来の骨の成長に関わるようなデリケートな組織の損傷を引き起こすリスクが高まる傾向にあります。
投球動作の運動学:下半身から肩肘へ至る「運動連鎖」の乱れ
投球動作は、下半身で生み出したエネルギーを、体幹、肩甲骨、上腕、前腕、そして指先へと効率よく伝達していく「運動連鎖(キネティックチェーン)」です。この連鎖のどこかで機能が低下すると、指先に球速を伝えるために、肩や肘は不足したエネルギーを無意識に補おうとして、過剰な負荷(外反ストレスや捻れ)を強いられてしまいます。
解剖学・運動学的な観点から、肩や肘といった局所に過剰な負担を押し付けてしまう「全身の構造的な機能低下(代償動作)」には、主に以下のようなものが考えられます。
1. 股関節の可動域制限による、衝撃吸収の低下と身体の開き
投球エネルギーの源は、地面を捉えて蹴り出す下半身の力です。股関節の柔軟性が不足していると、着地の衝撃を股関節でスムーズに処理しきれなくなります。行き場を失った衝撃はダイレクトに膝へと伝わり、アライメントが崩れた状態で腸脛靭帯などへの負担を増大させることがあります。また、股関節の回旋(ねじれ)可動域が制限されていると、骨盤が早く開いてしまい(体が早くホームベースへ向く)、肩や肘をホーム方向へ強くねじる(外反)動きで球速を稼ごうとするため、肩や肘の内側にある組織を強く牽引してしまいます。
2. 肩甲骨・胸椎の柔軟性低下による、理想的な「しなり」の欠如
投球動作で腕がしなる際、肩甲骨は背中を滑らかに動き、胸椎(胸の背骨)は大きく反る必要があります。これらが硬く動きが制限されている場合、腕を後ろに引く「テイクバック」の段階で肘を無理やり後ろに引くことになり(いわゆる手投げ)、肩甲骨から先だけの小さな力でボールを投げることになります。これにより、リリースの瞬間に肘にかかる外反ストレスは著しく増大する傾向があります。
3. 体幹の安定性欠如による、エネルギー伝達のロス
下半身で生み出したエネルギーを上半身へ伝える際、体幹がぐらついていると、そこでエネルギーの伝達が途切れてしまい、腕の力だけでボールを押し出す動作になりがちです。これによって、肩や肘の外側の組織が圧迫されたり、内側の組織が牽引されたりする力学的ストレスが増大してしまいます。
当院での成功例(経験則)から見える、全身バランス確認の重要性
当院に来院される少年野球選手の多くに、上記のような全身の問題が見られます。当院の成功例においても、下半身の調整と体幹トレーニングを組み合わせることで、肩肘の痛みが大幅に軽減し、かつ球速も向上したケースが多々あります。
逆に、局所への対症療法を卒業し、国家資格保持者である専門家の確かな知識と技術に基づいた、全身への構造的アプローチを怠ると、再発の恐怖に怯えながら野球を続けることになりかねません。お子様の肩肘を守り、小金井のチームで再び輝くためには、痛み局所へのアプローチを卒業し、全身のアライメント(整列)異常による不調和を根本から整えることが、最短復帰への確実な一歩となります。
当院にご相談にいらっしゃる少年野球選手の多くに、上記のような全身の連動性に関する課題が見受けられます。日々の臨床経験において、肩や肘の局所的なケアだけでなく、下半身の柔軟性向上と体幹の安定化を組み合わせることで、投球時のメカニカルストレスが和らぎ、結果としてスムーズで負担の少ないフォームを獲得できるケースを数多くサポートしてまいりました。(※お身体の変化やパフォーマンスの向上には個人差があります)
投球動作は全身運動であるため、負担がかかっている部位だけのケアにとどまってしまうと、アンバランスな身体の使い方が残り、再び同じ箇所にストレスが集中しやすい状態が続いてしまいます。
お子様の成長期の大切な身体を守り、小金井のグラウンドで再び思い切りプレーを楽しんでいただくためには、国家資格保持者による解剖学的な視点から、全身のアライメント(骨格の配列)を見極め、構造的な不調和を整えていくことが、前向きな復帰への大切な第一歩となると考えております。

週末に休んで湿布を貼ったのに、なぜボールを投げると肩や肘の違和感が繰り返されるのですか?
それは、患部を休ませるケアだけでは、肩や肘に過剰な負荷を集中させている「足首や手首の可動域制限」や「筋膜の過度な緊張」といった、全身の構造的な要因へのアプローチが不足しがちだからです。
地元で活躍する少年野球チームのお子様をサポートされる保護者様から、当院では日々、次のような切実なご相談をお受けします。
「休ませている間は状態が落ち着いているのに、投球を再開するとまた違和感を訴える……」 「数日休んでしっかりケアをしたはずなのに、いざキャッチボールを始めると怖がって思い切り投げられない」
国家資格保持者として、解剖学や生体力学の視点からお伝えしたいのは、これこそが局所的なケアだけでは補いきれない、成長期の投球動作における大きな課題だということです。患部を安静に保つことは、ダメージを受けた組織を休ませるために不可欠なプロセスです。しかし、「なぜその部位にばかり負担が集中してしまったのか」という動作のクセや全身の連動性を見極め、土台となる身体のバランスを整えない限り、同じような違和感を繰り返しやすくなってしまいます。
医学的見地:局所ケアが少年野球の肩肘トラブルを食い止められない論理的理由
肩や肘の違和感は、人体という複雑なシステムにおいて、特定の部位に許容量を超える負荷が集中した「結果」として現れることが少なくありません。解剖学や運動学の視点から、一時的なケアや局所的なもみほぐしだけでは、なぜ同じような不調を繰り返しやすいのかを紐解いていきます。
一時的な対処では、「負担の源」はそのままになりやすい
湿布やサポーターなどによるケアは、その場の辛さを和らげるための大切な選択肢の一つです。しかし、これらはあくまで「アラームの音量を下げる」ようなアプローチであり、エラーを起こしている動作そのものを修正するものではありません。肩や肘の組織に負担をかけている過度な牽引力や圧縮力は、安静にしている間は落ち着いていますが、投球などのスポーツ動作を再開すれば、以前と同じ「全身の連動性が途切れた状態」で再び関節へストレスをかけ続けることになります。
局所のみのアプローチが、新たな「不調和」を招く可能性
肩や肘に違和感があるからといって、その周囲の筋肉だけを過度にほぐすことは、身体の構造上、かえってバランスを崩すリスクも孕んでいます(※お身体の反応や状態には個人差があります)。 例えば、肩の深層にあるインナーマッスルが過剰に緊張しているのは、体幹部の機能低下を補うために、必死に関節を安定させようとしている「防御反応」であるケースが少なくありません。この必要な緊張を無理に緩めてしまうと、肩関節本来の安定性が失われ、投球時の剪断(せんだん)ストレスが増大し、かえって組織への負担を強めてしまう恐れがあります。
だからこそ、不調が現れている局所(結果)にとらわれるのではなく、全身の構造的なバランス(要因)を専門的な知見から丁寧に見極めるアプローチが求められるのです。
バイオメカニクス的根本原因:痛む肩肘(結果)と、犯人である遠隔関節(原因)の切り分け
少年野球の投手を悩ませる肩や肘の違和感は、多くの場合、患部から遠く離れた関節の「機能低下」が引き金となっているケースが見受けられます。国家資格保持者である当院が日々のサポート現場で着目している、お身体の連動性を乱す2つの代償動作について、バイオメカニクス(生体力学)の観点から解説いたします。(※お身体のクセや不調の要因には個人差があります)
要因1:足関節(足首)の背屈制限と、上体が早く開く動作の連鎖
投球動作において、ステップ足(右投げなら左足)が地面に着地する際、足首は脛(すね)の方に曲がる「背屈(はいくつ)」という動きが求められます。しかし、少年野球の選手たちの中には、ふくらはぎ周辺の筋肉の緊張などが要因で、この足首の背屈動作に硬さが見られるお子様が少なくありません。
【足首の硬さが引き起こす代償動作】
足首の可動域が制限されると、着地したステップ足の膝が早く前に出てしまい、それに伴って骨盤が早く開いてしまう(上体が早くホーム方向へ向いてしまう)傾向があります。これにより体幹の「タメ」が失われ、腕が遅れて出てくる状態になります。この腕の遅れを無意識に取り戻そうとして、肩を過剰に後ろに引いたり(過外旋)、肘をホーム方向へ強くねじりながら押し出したりする代償動作(かばう動き)が生じやすくなります。 結果として、肩の後方への強い圧迫ストレスや、肘の内側にかかる過度な牽引力が生じ、投球時の不調を引き起こす要因の一つとなります。足首という「土台」の機能低下が、結果的に肩や肘への過剰な負担に繋がっているという見立てです。
要因2:前腕および手関節の回旋制限と、肘へのねじれストレス
リリースの瞬間に指先へエネルギーを伝える際、手首(手関節)や前腕(肘から手首にかけての部位)のしなやかな動きが不可欠です。しかし、近年のライフスタイルの変化(スマートフォンの長時間の使用など)や、一部の局所的なトレーニングの影響によって、このエリアの筋膜が緊張し、柔軟性が低下しているお子様が増えているように感じます。
【前腕・手首の硬さが引き起こす代償動作】
手首のスナップや前腕の回旋(手のひらを返す動き)がスムーズに行えないと、脳は無意識のうちに、肘関節を過剰にねじる動きでその可動域不足を補おうとします。肘は本来、曲げ伸ばしの動きには適していますが、ねじれ(剪断ストレス)には非常にデリケートな構造をしています。手首や前腕の機能低下によって、肘関節に本来想定されていない過剰なねじれが加わり、関節周囲の組織への負担を増大させる一因となるのです。
あなたが意識している「フォーム」は、崩れた土台の上の砂上の楼閣
コーチから「肘を上げろ」「体を開くな」と指導され、それを頭で意識してフォームを修正しようとすること自体は、決して悪いことではありません。しかし、股関節が十分に機能せず、足首や手首の可動域が制限されている「崩れた土台」のままで理想的なフォームを体現することは、解剖学や生体力学の視点から見ると非常に困難を伴います。
お子様の関節の違和感に悩み、安静や一時的なケアを試してもなかなか変化が見られず、「このまま長引いてしまうのではないか」と焦りや不安を抱えている保護者様。当院にご相談に来られる小金井エリアの少年野球選手たちも、最初は皆、同じようなもどかしさを抱えていました。
痛む箇所だけの局所的なアプローチから一歩踏み出し、国家資格保持者による専門的な知見に基づいた「全身の連動性を高める構造的なケア」で、スポーツの負荷に耐えうる身体作りを目指していく。お身体の変化や回復のペースには個人差がありますが、それこそが、お子様が再び小金井のチームのマウンドに立ち、笑顔で思い切りプレーできる状態を目指すための、大切で確かなプロセスであると私たちは考えています。

「安静」も「フォーム修正」も効果が感じられないなら、一体どうすれば野球肘・野球肩の違和感から解放されるのでしょうか?
不調を感じている局所のケアと並行し、バランスを崩した骨格のアライメントを整え、筋膜の緊張を解きほぐし、過敏になった神経系の働きをサポートする3要素の統合アプローチが大切だと考えています。
一時的に安静にしたり、その場をしのぐだけのケアや、構造的なバランスが崩れた土台の上で行うフォーム修正だけでは、肩や肘へ集中するメカニカルストレスを十分に軽減することは難しい傾向にあります。では、私たち国家資格保持者(柔道整復師・鍼灸師)は、どのようにして、大切なお子様のお身体を、怪我を予防し、本来のパフォーマンスを発揮しやすい状態へとサポートしていくのでしょうか。
当院がご提案する独自のコンディショニングは、お身体の変化や回復のペースには個人差があることを前提とした上で、以下の3つの専門的アプローチを掛け合わせ、崩れた運動連鎖を解剖学的な視点から再構築していきます。
当院独自の解決策:3つのアプローチによる全身運動連鎖の再構築
1. 骨格・骨盤のバランス調整(土台のケア)
投球のエネルギーは、地面を蹴る下半身の力から生まれます。第一、二部で指摘した足首や股関節の可動域制限は、このエネルギーの流れを寸断し、肩や肘への過剰な負担を強いてしまいます。当院では、骨盤と骨格のアライメント(整列)を解剖学的な視点から丁寧に整えます。これは、車のフレームを正しくメンテナンスすることと同じです。土台を整えることで各関節が本来の働きを発揮しやすくなり、下半身から上肢へ至る運動連鎖のスムーズなエネルギー伝達が促されます。正しい骨格アライメントへ導くことは、肩や肘への負荷を分散させ、スポーツ障害の予防をサポートする専門的なアプローチです。
2. 筋膜へのアプローチ(柔軟性のサポート)
成長期の少年野球選手は、骨の急速な成長に筋肉の伸びが追いつかず、常に組織が引っ張られた状態にあります。さらに、日々の練習による疲労や長時間のスマートフォン使用などによって、筋肉を包む「筋膜」が滑走性を失い、柔軟性が低下しているケースが多く見受けられます。当院独自の筋膜への手技により、ふくらはぎ、太もも、体幹、肩甲骨周り、そして前腕・手首に至るまで、全身の筋膜の緊張を丁寧に解きほぐしていきます。これは、エンジンとワイヤーの働きを滑らかにし、しなやかな動きを引き出すことと同じです。筋膜の滑走性が整うことで、アキレス腱や前腕屈筋群からの牽引ストレスが軽減し、結果として肩や肘の組織にかかる負担を和らげることにつながります。
3. 神経系へのアプローチ・鍼灸施術(過敏な感覚の緩和)
違和感が長引くと、脳や神経系は不調の感覚を学習し、安静にしていても痛みを感じたり、少しの負荷で過剰な防御反応(筋肉の緊張)が起きたりする悪循環に陥りやすくなります(生理学的なメカニズムとしての「中枢性感作」)。当院では、神経系へのアプローチや鍼灸施術を用いて、過敏になった感覚を優しく鎮め、身体が覚え込んでしまった過度な緊張状態を和らげていきます。これは、車の電気系統のアラーム(エラー)を落ち着かせることと同じです。国家資格保持者としての知識と技術を駆使し、生理学的視点から過敏さを和らげ、動きの中での自然な運動連鎖の回復を促します。
これら3つのアプローチを組み合わせることで、ただ「不調が和らぐ」という状態を目指すにとどまらず、身体のポテンシャルを引き出し、パフォーマンス向上というプラスの未来へ向かって伴走させていただくこと。それこそが、私たちの目指す本当のゴールです。(※お身体の変化や回復のペースには個人差があります)
未来のベネフィットとハイパーローカルなCTA(行動喚起)
武蔵小金井周辺で投球時の肩や肘の違和感に悩み、大切なお子様の今後のプレーに不安を感じている保護者様へ。その場しのぎのケアや無理をして投げ続ける日々に一区切りをつけ、私たちと一緒に「怪我を予防し、しなやかに動ける身体づくり」を目指しませんか?
小金井の皆様の健やかなスポーツライフと、野球に打ち込むお子様の目標を、国家資格保持者が解剖学的な視点から全力でサポートいたします。お身体の変化やサポートのペースには個人差がございますが、まずはお子様の現在の状態やフォームのお悩みを詳しくお聞かせください。私たちと共に、お子様が思い切りプレーできる未来のパフォーマンスを後押ししましょう!
※「野球肩」「野球肘」の一般的な病態や診療基準については、[日本整形外科学会(JOA)「野球肘」][日本スポーツ整形外科学会(JSOA)「野球肩」]も併せてご参照ください。

当院の臨床レポート
【患者情報】 11歳男子(小金井市在住 / 少年野球チーム所属・ピッチャー兼内野手)
【来院時の状態と主訴】 「ボールをリリースする瞬間に、肩の前から奥のほうにかけてズキッと痛みが走る。思い切り腕を振るのが怖い」とのこと。 付き添いのお母様からは「キャッチボールの最初は平気なんですが、塁間まで距離が伸びると痛がるんです。」とご相談を受けました。
少し休んで痛みが引いても、マウンドで投げるとまたすぐに再発する。少年野球の現場で私たちが非常によく遭遇する、典型的な投球障害のパターンです。
【動作確認と評価(見立て)】 実際に触れてみると、患部である右肩の前面(結節間溝というスジの通り道付近)に圧痛と、筋肉の強い緊張、わずかな熱感を確認しました。
ピッチングのフォームを確認すると、踏み出した左足が着地する際、股関節に体重が乗る「タメ」が作れておらず、骨盤がキャッチャー方向へ早く開いてしまっていました。現場でよく言う「体が突っ込む」状態です。さらに胸椎(背骨)の動きが硬く、トップの位置で胸がしっかり張れていません。下半身から骨盤、背中、腕へとバトンのように力を伝える「運動連鎖」が、下半身の硬さで途切れてしまっていました。
結果的に、下半身で作るべき推進力を腕の力だけで無理やり補う「手投げ」になり、肩の関節の前側に過剰な牽引ストレスが集中していた。肩はあくまで、他の関節のサボりのしわ寄せを受けた「結果」という見立てです。
【施術アプローチとその理由】 炎症を起こして過敏になっている肩をグリグリ強く揉むのは、筋繊維を傷つけて防御反応を強めてしまうためNGです。まずは患部の熱感と過緊張を優しく落ち着かせる処置を優先しました。 そのうえで、本当の課題である「下半身と体幹のロック」を外していきます。
・股関節と骨盤の連動性アップ ガチガチに固まっていたお尻から太もも裏の筋膜をリリースし、投球時にしっかり体重を乗せて「壁」を作れる骨盤の土台を再構築しました。
・胸椎の可動域アプローチ 丸まってサビついていた背骨の回旋と伸展の動きを手技で引き出し、胸をしっかり張れる状態へ。下半身の力をスムーズに腕へ伝えられるようにすることで、肩への過剰な負担を物理的に逃がしていきます。
【経過と現在の状態】 長年の投球フォームのクセもあるため、初回は股関節と背骨の動きを出し、肩に頼らない身体の使い方を覚えてもらう段階で終了。ご自宅での股関節ストレッチを宿題にしました。
ご本人もストレッチを頑張ってくれ、週2回のペースで介入を続けた結果、5回目の来院時には「塁間のキャッチボールでも、あのズキッとする痛みがなくなりました」というお声が聞けました。 約1ヶ月(計9回)の施術と段階的なフォーム修正を経て、今では投球練習も違和感なくこなせています。
現在は来月の大会に向け、怪我の予防とパフォーマンス維持のための月1回のコンディショニングとして通院を継続されています。※お身体の変化や回復のペースには個人差があります。
【この記事の執筆者】スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店院長

スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店院長:今田 俊介(いまだ しゅんすけ)
保有資格:厚生労働大臣認可/柔道整復師(国家資格)
資格取得日:平成23年4月19日
臨床経験:15年(延べ5万人以上の施術実績)
得意な施術:特に「頸部(首)」の施術を得意としています。その他、「スポーツ外傷・障害」「ストレートネック」「腰・肩の痛み」などの臨床経験も豊富です。
ご挨拶:武蔵小金井地域の皆様の痛みに寄り添い、根本改善を目指す施術を行っています。「楽になった」と笑顔で帰っていただける瞬間が私自身の大きな喜びです。
《※本記事はスポルト鍼灸整骨院代表 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》

















