鍼灸治療の秘密〈スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店〉
2023年08月30日
鍼灸のツボって何?
鍼灸治療は、古代中国で生まれた治療法で、今から2000年以上前にさかのぼります。
この古代の知恵によれば、「気」は生命の源で、体が健康であるためには「気」が体内で正しく循環する必要があります。逆に「気」が滞れば病気になり、枯れれば命を失うとされています。
鍼灸治療では、この「気」の流れを考えます。
ツボとは、「気」の流れる経路のことを指し、ツボを刺激することで「気」の流れを改善し、体内の調和を取り戻し、治療を進めていきます。
現代の日本では、主に神経、筋肉、靭帯に対する刺激と、それに伴う生理的な反応を重視しています。
鍼を打つと何が起こるの?
1. 生理的反射メカニズムにより、鎮痛物質である内因性モルヒネなどが生成されます。
2. 血管が拡張され、血行が促進され、痛みの原因となる物質が体外に排出されます。
3. 神経を刺激することで、ホルモンが放出され、自律神経に働きかけます。
生理的反射メカニズムにより、組織への刺激や組織の損傷に応じて、白血球などの生理活性物質が生産され、同時に受容器末端からさまざまな神経伝達物質が放出され、血管の拡張や鎮痛物質(内因性モルヒネ物質)などが放出されます。
生理的反射メカニズムの流れは次のようになります:
鍼を刺す → 皮膚に刺激が伝わる → ポリモーダル受容器が刺激を感知 → 求心性インパルスが脊髄後角へ伝わり → 中脳へと信号が伝わり → 視床下部へ到達 → 最終的に脊髄へ下降し、痛覚を抑制する反応が生じます。
これが鍼が効果的な理由です。かつて、麻酔がない時代には、鍼は抜歯や分娩時の麻酔としても使用されていました。
どんな疾患に効果的?
●肩こりや腰痛:深部の筋肉に刺激を与え、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減します。
●頭痛や神経痛:過敏になった神経を鎮め、痛みを緩和します。
●自律神経失調症:鍼を刺激することで交感神経と副交感神経のバランスを整え、症状を緩和します。
●不妊や生理不順:冷えからくる子宮内の循環不全が最も一般的な原因です。血行を改善し、子宮内の循環を正常に戻します。
これらの効果により、鍼灸治療はさまざまな疾患に対する有効なアプローチとして注目されています。
ぜひ一度、鍼灸治療を受けて、その効果を実感してみてください。
スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店でお待ちしております。