冷え・浮腫み(むくみ)

  • 手足が冷たい…
  • 同じ体勢で過ごすことが多い…
  • 肩こりを感じる…
  • 良く頭痛を感じる…
  • あまり汗をかかない…

「冷え・浮腫み」の原因と症状 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

冷えや浮腫み(むくみ)は日常会話によく出てくる話題の一つです。

手足が冷える、仕事終わりに脚が浮腫む、お酒を飲んだ翌朝に顔が浮腫むなど、多くの方が経験している症状でしょう。冷えや浮腫みは、女性や皮下脂肪の多い方によくみられます。

多くの場合は病的なものではありませんが、心臓・腎臓・肝臓などの病気から起こっている場合は診断・治療が必要です。ここでは、一過性の冷え・浮腫みについて、原因や改善策をご説明します。

浮腫みのメカニズム

私たちの身体の約6割は水分でできています。その水分のうち2/3は細胞内液、1/3は細胞外液に含まれているものです。細胞外液の水分は、細胞に栄養を送り、老廃物を取り除く働きがあります。水分は細胞や血管との間を行き来し、その割合は一定に保たれています。

しかし、何らかの理由で水分の出入りのバランスが崩れ、排泄されるべき水分がたまってしまった場合に浮腫みが起こります。

血液は酸素や栄養を全身に届け、老廃物を受け取り心臓に戻ってきます。血液を心臓に送り返すためには、ふくらはぎの筋肉によるポンプ作用が必要です。筋肉の動きが少なくポンプ作用がうまく働かなくなると血流が低下し、心臓より下の方にある脚に水分がたまり浮腫みが生じます。

浮腫みの原因

①血流の低下

血流の低下の要因として以下のような点があげられます。

  ●立ち仕事やデスクワークなど同じ姿勢が長く続き、体をあまり動かさない

  ●ハイヒールなど足に合わない靴を履く

  ●体を締め付ける下着や服を着用している

②塩分の過剰摂取

私たちの身体には塩分濃度を一定に保とうとする機能があります。塩分を過剰に摂取した場合、塩分濃度を薄めるために水分をため込み、浮腫みが生じます。

お酒を飲みすぎた翌朝、顔が浮腫むのも塩分の多いおつまみが原因となっていることが多いのです。

③肥満

皮下脂肪の隙間に余分な水分がたまりやすいため、太り気味の方は浮腫みが生じやすい傾向があります。

「冷え・浮腫み」改善のための3つの選択肢 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

「冷え・浮腫み」改善のための選択肢は、大きく分けて3つあります。

自宅でのセルフケア

冷え・浮腫みを解消・予防するためには、原因を取り除くことが大切です。体内に余分な水分がたまっているといって、水分を控えれば浮腫みが解消するわけではありません。原因疾患がある場合は治療が必要ですが、病的なものでない場合は日常生活の中で実践できる改善法があります。取り入れやすいものから試してみましょう。

血流の改善

ストレッチ:立ち仕事やデスクワークの合間にストレッチをすることで、浮腫みやすい脚の筋肉をほぐしましょう。

体を温める:温かい服装、手袋・カイロの使用、入浴などで体を温めると、血流改善につながります。

体を締め付けすぎない:無理に体を締め付けるような下着や服装は血流を悪くします。

マッサージ:浮腫みが生じている部分をマッサージして血流改善を図りましょう。心臓から遠い部分から心臓に向けて行います。

体内の塩分濃度を抑える

塩分摂取量に注意:体内の塩分濃度が高くなると水分をため込み浮腫みやすくなりますので、塩分の摂取量に注意しましょう。

カリウムの多い食品の摂取:カリウムには塩分の排泄を促す働きがあります。カリウムが多く含まれている食品としてほうれん草・ブロッコリー・アボカド・バナナなどがあります。

ただし腎臓疾患のある方はカリウムの摂取を控えなければならない方もいますので、医師に相談してください。

ただ、間違った知識や方法でのセルフケアは、反って症状を悪化させる場合もあります。また、症状が慢性化して長引く場合は、症状が悪化する前に専門家に相談して、適切な治療を受けるようにしましょう。

整形外科を受診する

「冷え・浮腫み」に付いては、通常、主に内科で診断および治療される疾患であり、整形外科が直接的な関与をすることは一般的ではありません。しかし、一部の症状や影響が筋肉や骨格系に関連している場合、整形外科的なアプローチが検討されることがあります。

まず、冷えに対しては適切な温熱療法が行われることがあります。これには温水浴や温湿布を用いることで、局所の血行を促進し体温を調整することが期待されます。

また、浮腫みに対しては、圧迫療法が一般的です。圧迫ストッキングや包帯を用いて局所の圧力をかけることで、血液やリンパ液の循環をサポートし、浮腫みの軽減が期待されます。また、適切な運動療法も重要であり、筋肉の収縮が循環を助け、冷えや浮腫みの改善に寄与します。

だし、冷えや浮腫みの治療は総合的であり、内科や神経科などの専門医との協力が不可欠です。整形外科的なアプローチは、症状の一部に対処するための補完的な手段として検討されるべきです。診断と治療の際には、患者自身の症状や状態に基づいて、専門医との密な相談が重要です。

整骨院を受診する

背骨、特に頸椎の状態や姿勢は冷え・浮腫みに大きく影響します。

整骨院では、冷え・浮腫みの治療の一環として、骨盤矯正やカイロプラクティックなどの手技療法を用い、関節や筋肉のバランスを整えます。適切な姿勢や動きをサポートするために、関節の可動域を改善し、筋肉のバランスを整えることが重要です。これにより、神経や血管の圧迫が緩和され、自律神経の働きを調整することが期待されます。

また、超音波や低周波による電気治療は局所的な血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすリラックス効果があります。

鍼灸師のいる整骨院では、冷え・浮腫みの緩和治療も受けられます。鍼灸治療では主に副交感神経の働きを高める治療を行います。交感神経を鎮めて副交感神経の働きを改善し、筋肉の緊張緩和や血行促進により症状を改善します。

自律神経失調症では筋肉緊張による体のコリも出やすく、特に首や肩、背中には顕著に出ます。筋肉の凝りは血行不良を引き起こし、手足の末梢循環の低下を引き起こします。血行不良や凝りは他の不調の原因にもなりますので、鍼灸治療で血行を改善し、凝りを取り除くのも治療として効果的です。

鍼灸治療を受けた事がある方は分ると思いますが、血行が促進され身体が軽くなったような感じがして、気分がスッキリします。体調が改善していくと食欲も増進し、体に必要な栄養も取り入れやすくなりますし、ぐっすり眠れるようになれます。

冷え・浮腫みに対して身体の調子、そして心を整える目的で鍼灸治療を受けるのも選択肢の一つです。

整骨院で治療を受ける際の留意点としては、整骨院では手技が中心に行われるため、施術者によって知識や治療技術にバラつきがあるという点です。正しい理論やエビデンスに基づいた効果的な治療が行われているか、見極める必要があるかも知れません。どのような治療理念で、どんな治療を行っている整骨院を選択するか?が大切になります。

 

スポルト鍼灸整骨院の行う「冷え・浮腫み」に対する治療 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

 

 

スポルト鍼灸整骨院の行う根本改善治療は、神経と血液の流れを正常化し、自然治癒力を高めることを目的としています。

神経と血液の流れを妨げている根本原因を追究し、骨盤矯正、筋膜リリース、神経調整などを組み合わせて根本原因にアプローチする治療法を「根本改善治療」といいます。

身体を構成する「骨格」「筋肉」「神経」3つの要素に同時にアプローチできるのが特徴です。

 

「骨盤矯正」で姿勢の乱れ、骨盤の歪みをリセットします。

骨盤は身体の土台、背骨は大黒柱です。

土台である骨盤の歪みを矯正し、骨盤が正しい位置に安定することにより、背骨の正常なS字カーブを復元し、痛みの発生源の負担を減らしていきます。

痛みやシビレを解消するにも、まず土台を整えることが大切です。

「筋膜リリース」で筋肉調整と血流促進します。

筋肉を包み込む「筋膜」をリリースすることで、凝り固まった筋肉に柔軟性を取り戻し、その周辺の血流やリンパの流れを促進していきます。

乱れた姿勢のまま筋肉が凝り固まった状態では、骨盤矯正の効き目も半減してしまいます。

痛みやシビレの解消のためにも、全身の筋肉を柔らかくすることは不可欠です。

骨盤が矯正され、筋肉が柔軟性を取り戻すことで、内臓の働きも促進されます。

「神経調整」で過敏になった神経を鎮めます。

長い間、痛みやシビレなどの同じ状態が続くと、筋肉と同様に神経も疲労し、感覚異常や知覚鈍麻、または痛みに過敏な状態を引き起こしています。

骨盤や筋肉が正しい状態に戻ることで、ある程度の改善は見込めますが、スポルト鍼灸整骨院武蔵小金井店では、必要に応じて鍼灸施術なども組み合わせた神経調整を行います。

過敏になった神経を鎮め、記憶してしまった痛みをリセットしていきます。

鍼灸による治療効果

疼痛(痛み)緩和・抑制効果

鍼灸治療では、痛みを抑制する疼痛緩和作用があります。

鍼を打つ刺激によって、疼痛(痛み)を抑制する脳内ホルモンが分泌されます。

脳に痛みを伝える神経をブロックする作用で脳に痛みが伝わりにくくなるのです。

この2つの同時作用により、疼痛(痛み)を緩和・抑制する効果があります。

自律神経を整える

鍼灸治療で自律神経のバランスを調整していくと体内で交感神経と副交感神経の切り替えもスムーズに行いやすくなります。

健康状態に関係してくるホルモンバランスや精神状態、睡眠、血圧コントロール、内臓の働きなど、自律神経は体全体に関わってくる機能です。

自律神経を調整していくと徐々に内臓の働きも良くなり、血圧の安定、睡眠の質の向上などの変化を感じるようになります。

筋肉のコリを改善、血行促進

鍼灸治療で刺激を与えながら自律神経を整えると血液やリンパの流れも良くなります。

血行が良くなると筋肉も弛緩していくので首・肩・腰のコリや、筋肉の緊張が原因で起こる偏頭痛の改善も期待できます。

自己免疫力・自然治癒力の向上

鍼灸治療を行うと鍼を打った刺激で血流やリンパ液の流れを促進。

体の巡りも良くなり、体内の新陳代謝も活性化させるのです。

鍼灸治療は、体内の自己免疫力や自然治癒力の働きをよくして、不定愁訴と呼ばれている体の不調の改善や予防ができます。

リラックス効果

鍼灸治療を行うとセロトニンというリラックス効果のある脳内ホルモンが分泌されます。

自律神経のバランスが整えながら緊張やストレスを緩和していく働きもあるのです。

リラックス状態時に分泌される副交感神経が優位になり、精神的な安定にもつながります。

 

 

「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」の考える健康の定義とは、「痛みもなく快適な日常生活が送れて、自分のやりたい事ができること」「身体的・精神的に調和が取れて安定していること」です。

目の前の痛みを取るだけでなく、その根本的な原因にアプローチして「元に戻らない体作り」を目指すという治療理念のもとに施術を行っています。

痛みが取れた時点で治療を終えられて、また同じような痛みの再発で再び来院される方がとても多くいらっしゃいます。

痛みが取れても根本的な原因を解決して「元に戻らない体作り」をしなければ、何度も同じことを繰り返してしまいます。

「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」では、その治療のプロセスとして「改善予防型プログラム治療」を提供しています。

検査やカウンセリングにより患者様お1人お1人の症状に合わせた個別の施術プログラムを作成し、骨盤矯正に、筋膜リリースや神経調整(鍼灸治療)を組み合わせて根本から改善します。

身体を構成する骨格・筋肉・神経の3要素全部にアプローチ出来るのが特徴です。

皆様のお悩みが根本的に改善されるよう、私たちは本気で施術に当たらせて頂きます。

長い間同じ症状で悩まれている方、もう同じ痛みを繰り返したくないという方は、是非一度ご相談下さい。

 

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院代表 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》