慢性疲労

  • 朝、なかなか起きられない…
  • いつもダルさを感じる…
  • いくら休んでも疲れが取れない…
  • 「疲れた」が口癖になっている…
  • 風邪の治りがおそい…

「慢性疲労」の原因と症状 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

疲労は、私たちにとってとても身近な状態を表す言葉です。仕事やスポーツ、勉強、さらには遊びでも、程度の差はあれ、あとには疲労感があります。

通常は、休養すれば疲労は回復します。ところが、休養をとっても回復せず長く続く病的な疲労があります。これが慢性疲労です。

ここでは、慢性疲労の診断基準と改善策についてご説明します。

 

1.慢性疲労の診断基準

慢性疲労とは、日常生活に支障をきたすほどの強い全身倦怠感が続く状態のことです。休養しても慢性疲労が半年以上続く状態を「慢性疲労症候群(CFS)」といいます。

慢性疲労症候群の概念については、米国疾病対策センター(CDC)が1988年に提唱しましたが、国内では2007年に日本疲労学会が新たな診断基準を発表しました。

その内容は以下のとおりです。自分の状態と照らし合わせてみてください。

▼大基準

①生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、少なくとも6ヶ月以上の期間持続ないし再発を繰り返すこと

②慢性疲労の原因と考えられるような疾病を除外すること

▼症状基準

以下の症状のうち8つが6カ月以上にわたり持続または繰り返し生じている

  1.微熱(腋窩温37.2~38.3℃)ないし悪寒 

  2.咽頭痛 

  3.頚部あるいは腋窩リンパ節の腫張 

  4.原因不明の筋力低下 

  5.筋肉痛ないし不快感 

  6.軽い労作後に24時間以上続く全身倦怠感 

  7.頭痛

  8.腫脹や発赤を伴わない移動性関節痛 

  9.精神神経症状(いずれか1つ以上)

     羞明、一過性暗点、物忘れ、易刺激性、錯乱、思考力低下、集中力低下、抑うつ

  10.睡眠障害(過眠、不眠)

  11.発症時、主たる症状が数時間から数日の間に発現

または上記の症状が6つおよび以下の症状が2つ当てはまる場合

  1.微熱

  2.非浸出性咽頭炎

  3.リンパ節の腫大(頚部、腋窩リンパ節)

6ヶ月間これらの症状が見られていた場合には、慢性疲労症候群の可能性があると考えるべきでしょう。

▼身体所見基準

同時に発熱、リンパ節腫大、咽頭痛などの感染症様症状、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感などの膠原病様症状、睡眠障害、思考力低下、抑うつ、不安などの精神・神経症様症状などの多彩な症状も現れます。

 

※以上、厚生労働省(旧厚生省)慢性疲労症候群診断基準

日本疲労学会による新たなCFS診断指針 – 関西福祉科学大学より参考

https://www.fuksi-kagk-u.ac.jp/guide/efforts/research/kuratsune/fatigue/fatigue03.html

 

慢性疲労症候群の症状は、時間の経過とともに軽減する傾向があります。しかし、年単位で時間がかかる場合もありますし、症状がすべて回復するとは限りません。

少しでも症状を和らげるために、早めに治療を開始し、できることから改善策を取り入れてみましょう。

治 療

慢性疲労症候群は原因がまだはっきりとしていません。そのため、治療法が確立しておらず、慢性疲労症候群と診断された場合は、対症療法を行います。おもに痛み、抑うつ、不眠に対する治療です。

  ●服薬  ●認知行動療法  ●段階的運動

睡 眠

睡眠中には疲労を回復させる成長ホルモンが分泌されています。睡眠を十分に取り、疲労を軽減させましょう。睡眠時間の長さだけでなく、質の良い睡眠を取るには自律神経を整えることが大切です。

睡眠時に副交感神経を優位にし、交感神経を抑えるために以下のようなことに注意しましょう。

  ●スマホやパソコンは就寝の1時間以上前に終わらせる

  ●毎日できるだけ同じ時間に就寝し起床する

  ●ストレッチなどでリラックスする

ストレス解消

慢性疲労はストレスも関与していると考えられるため、趣味や気分転換でストレスを解消しましょう。

食生活

栄養不足は身体の疲労につながりやすいため、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。また、1食抜くと次の食事に影響し、食べ過ぎにもつながりますので、適切な量を3食とることが望ましいでしょう。

 

いつまでも疲労が回復しない場合は慢性疲労の可能性があります。疲れていても仕方がないと思わずに、違和感があるときは早めに受診し、診断を仰ぎましょう。

鍼灸治療で自律神経を整えたりストレスを解消したりすることで、慢性疲労が軽減する場合もあります。

自分が始めやすいことから試してみましょう。

「慢性疲労」改善のための3つの選択肢 | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

「慢性疲労」改善のための選択肢は、大きく分けて3つあります。

自宅でのセルフケア

慢性疲労を改善するためには、以下のようなセルフケアが考えられます。ただし、医師の診断や助言を受けることも重要です。

十分な睡眠を確保する:毎晩7-9時間の質の高い睡眠を確保しましょう。規則正しい睡眠スケジュールを保つことで体内時計が調整され、疲労感が軽減されます。

バランスの取れた食事:栄養バランスの取れた食事はエネルギーの供給源となります。ビタミンやミネラルを含む健康的な食事を心掛けましょう。

適度な運動:適度な運動は体力向上とストレス軽減に効果的です。ウォーキング、ヨガ、ストレッチなど、自分に合った運動を選んで取り入れましょう。

ストレス管理:ストレスは慢性疲労の原因となります。深呼吸、瞑想、リラクゼーションのテクニックを使ってストレスを軽減しましょう。

適切な休息:仕事や勉強の合間に休憩を挟むことで、疲れがたまりにくくなります。定期的な休息が必要です。

水分補給:適切な水分補給は体内の代謝をサポートし、疲労感を軽減します。こまめに水を摂るよう心がけましょう。

ただ、間違った知識や方法でのセルフケアは、反って症状を悪化させる場合もあります。症状が続く場合は医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

整形外科を受診する

「慢性疲労」は、通常、主に神経科や内科で診断および治療される疾患であり、整形外科が直接的な関与をすることは一般的ではありません。しかし、一部の症状や影響が筋肉や骨格系に関連している場合、整形外科的なアプローチが検討されることがあります。

筋肉や関節の問題、姿勢の不良、または他の身体的な要因に焦点を当てて、運動療法やリハビリテーションプログラムが提案されることがあります。これにより、筋力の向上や姿勢の改善が期待されます。また、整形外科医は炎症を抑えるための適切な薬物療法を検討することもあります。

ただし、自律神経失調症の治療は総合的であり、神経科や内科などの専門医との協力が不可欠です。整形外科的なアプローチは、症状の一部に対処するための補完的な手段として検討されるべきです。診断と治療の際には、患者自身の症状や状態に基づいて、専門医との密な相談が重要です。

整骨院での治療を選択する

背骨、特に頸椎の状態や姿勢は慢性疲労に大きく影響します。

整骨院では、慢性疲労の治療の一環として、骨盤矯正やカイロプラクティックなどの手技療法を用い、関節や筋肉のバランスを整えます。適切な姿勢や動きをサポートするために、関節の可動域を改善し、筋肉のバランスを整えることが重要です。これにより、神経や血管の圧迫が緩和され、慢性疲労を解消することが期待されます。

また、超音波や低周波による電気治療は局所的な血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすリラックス効果があります。

鍼灸師のいる整骨院では、慢性疲労の解消のために、自律神経の調整治療も受けられます。

鍼灸治療では主に副交感神経の働きを高める治療を行います。交感神経を鎮めて副交感神経の働きを改善し、筋肉の緊張緩和や血行促進により症状を改善します。

慢性疲労では筋肉緊張による体のコリも出やすく、特に首や肩、背中には顕著に出ます。筋肉の凝りは血行不良を引き起こし、手足の末梢循環の低下を引き起こします。血行不良や凝りは他の不調の原因にもなりますので、鍼灸治療で血行を改善し、凝りを取り除くのも治療として効果的です。

鍼灸治療を受けた事がある方は分ると思いますが、血行が促進され身体が軽くなったような感じがして、気分がスッキリします。体調が改善していくと食欲も増進し、体に必要な栄養も取り入れやすくなりますし、ぐっすり眠れるようになれます。

慢性疲労に対して身体の調子、そして心を整える目的で鍼灸治療を受けるのも選択肢の一つです。

整骨院で治療を受ける際の留意点としては、整骨院では手技が中心に行われるため、施術者によって知識や治療技術にバラつきがあるという点です。

正しい理論やエビデンスに基づいた効果的な治療が行われているか、見極める必要があるかも知れません。

どのような治療理念で、どんな治療を行っている整骨院を選択するか?が大切になります。

 

高気圧酸素カプセルの効果は? | スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店

 

スポルト鍼灸整骨院の行う根本改善治療は、神経と血液の流れを正常化し、自然治癒力を高めることを目的としています。

 

 

疲労回復・コンディショニング効果

高気圧酸素は疲労物質である乳酸を、1.25倍の速さで「炭酸ガスと水」に分解して体外へ排出することで、筋肉のコリや張り、体のだるさを解消します。

体調をベストに保ち、疲れを取り除くことで、仕事やスポーツなどで高いパフォーマンスを発揮します。プロ野球チームやサッカーチームなどが酸素カプセルをチーム内に設置しているのは、この効果を狙ってのことが多いのです。

ケガの回復を早める効果

筋肉や靭帯の損傷や骨折などで傷ついた細胞を再生するには多くの酸素を必要とし、また手足の末端にまで届く「溶解型酸素」は細胞の活動を活発にし血行を促進します。

酸素が十分に補給された細胞は活性化し、再生機能が強化され、ケガの早期回復につながります。

美容効果

お肌のハリを保つコラーゲンの生成には十分な酸素が必要です。

しかし、皮膚は毛細血管の密集地帯のようなもので、皮膚細胞は体の中でもっとも酸素が届きにくい場所といわれています。

酸素欠乏状態の細胞にいくら高価な美容液を使用しても、最大限の効果を得ることはできません。

血液中に溶け込む「溶解型酸素」を増加させることにより、老廃物の排出も促進され、お肌に輝き取り戻す助けとなります。

また高気圧環境では、「シミ・シワ」の原因とされる「活性水素」が酸素と結合し、中和されるのです。

レオロジー効果

骨格や筋肉のバランスを整える効果があります。

カプセル内の気圧は最大1.3気圧まで上がります。これは水深3メートル部分での圧力と同レベルです。

全身に均等な圧力がかかることにより身体の歪みを整えます。

ダイエット効果

糖分や脂肪を燃焼させるリパーゼ(脂肪分解酵素)が活動するためには、十分な酸素が必要です。

酸素を体内に取り込むことで、普段の基礎代謝が高まります。
基礎代謝が高まると、新陳代謝を向上させ、脂肪の燃焼を促進します。

また脳に酸素を大量に供給することで、身体の脂肪量を調節するレプチン(脳内物質)が増えてくるともいわれています。

このレプチンが正しく働くことで、太りにくい体質を作ることにもつながるのです。

記憶力の向上

全身の酸素消費量の20~25%は脳で消費すると言われています。

脳の働きが活発になると、通常より多くの酸素が必要となります。

酸素が十分に供給されると、脳はα波を出す状態になります。この状態は集中力や記憶力がアップしている状態です。

酸素供給後は頭がスッキリし、集中力もアップします。 

コンディショニング効果

細胞の隅々にまで酸素を供給し、細胞の新陳代謝を活発にします。

細胞が活性化されることで頭がスッキリし、集中力もアップします。コリや張りの解消、だるさの解消、ストレス解消、二日酔いの解消、眼精疲労の解消など、さまざまな面でコンディションが整えられます。

いつもベストの状態で過ごしたい方に最適です。

二日酔いの解消

アルコールの分解には酸素を大量に必要とします。

酸素が不足すると、二日酔いの原因となるアセトアルデビドがそのまま体内に残ってしまい、頭痛や吐き気などの症状を引き起こします。

飲む前に酸素補給しておくことも有効です。

目の疲れ

目には毛細血管が数多く走っています。

目の酷使が続くと血管が緊張収縮して血管が悪くなり、酸欠状態になってしまいます。

酸素補給をすることで目の疲れがとれ、ものが見えやすなります。

 

 

「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」の考える健康の定義とは、「痛みもなく快適な日常生活が送れて、自分のやりたい事ができること」「身体的・精神的に調和が取れて安定していること」です。

目の前の痛みを取るだけでなく、その根本的な原因にアプローチして「元に戻らない体作り」を目指すという治療理念のもとに施術を行っています。

痛みが取れた時点で治療を終えられて、また同じような痛みの再発で再び来院される方がとても多くいらっしゃいます。

痛みが取れても根本的な原因を解決して「元に戻らない体作り」をしなければ、何度も同じことを繰り返してしまいます。

「スポルト鍼灸整骨院 武蔵小金井店」では、その治療のプロセスとして「改善予防型プログラム治療」を提供しています。

検査やカウンセリングにより患者様お1人お1人の症状に合わせた個別の施術プログラムを作成し、骨盤矯正に、筋膜リリースや神経調整(鍼灸治療)を組み合わせて根本から改善します。

身体を構成する骨格・筋肉・神経の3要素全部にアプローチ出来るのが特徴です。

皆様のお悩みが根本的に改善されるよう、私たちは本気で施術に当たらせて頂きます。

長い間同じ症状で悩まれている方、もう同じ痛みを繰り返したくないという方は、是非一度ご相談下さい。

 

 

《※本記事はスポルト鍼灸整骨院代表 / 川田英雄(厚生労働大臣認可 : 柔道整復師)が監修しています。》